冷酷な獣人王子に身代わりで嫁いだら、番(つがい)として溺愛されました
それは、本心からのミリアの答えだった。涙もまだ止まっていないのに、にこにこと笑って抱き締めている。
そんなミリアを見て、アンドレアも嬉しそうに微笑んだ。
「十年もかかった。ようやく手に入れた、俺だけのつがいだ」
彼が、愛おしげにミリアを胸にかき抱いた。
いったい、誰がはじめたのか分からない。耳に届き始めた小さな拍手は、次第に人数を増して、やがて花吹雪みたいに部屋を満たしていた。
「好きだよミリア、愛してる」
「私も、アンドレア様が好きです。大好きですっ」
口にしたら、そんなこと言葉にできない、なんて思っていた緊張もどこかへ飛んでいってしまった。
「うん、知ってた。俺にどきどきしてくれていたもんな」
「アンドレア様が獣人族なのはずるいですっ」
「それはどういう言い分なんだ? 浮気もできないし、いい夫だろう。俺のために嬉し泣きしてくれているのも可愛い」
泣いてひどい顔だろうに、抱き締める腕が強くなって目尻の涙にキスをされた。泣くなと言わないところもミリアの胸にぐっときた。
「うわぁあああどうしようっ、嬉しいし、もういっぱいいっぱいで涙が止らなくなりました!」
「ははっ、相変わらずだなぁ」
「そして心の準備は全然まだですし、私、アンドレア様の妻として勉強もしたいので婚姻成立はもうちょっと待っていただけると助かります!」
そんなミリアを見て、アンドレアも嬉しそうに微笑んだ。
「十年もかかった。ようやく手に入れた、俺だけのつがいだ」
彼が、愛おしげにミリアを胸にかき抱いた。
いったい、誰がはじめたのか分からない。耳に届き始めた小さな拍手は、次第に人数を増して、やがて花吹雪みたいに部屋を満たしていた。
「好きだよミリア、愛してる」
「私も、アンドレア様が好きです。大好きですっ」
口にしたら、そんなこと言葉にできない、なんて思っていた緊張もどこかへ飛んでいってしまった。
「うん、知ってた。俺にどきどきしてくれていたもんな」
「アンドレア様が獣人族なのはずるいですっ」
「それはどういう言い分なんだ? 浮気もできないし、いい夫だろう。俺のために嬉し泣きしてくれているのも可愛い」
泣いてひどい顔だろうに、抱き締める腕が強くなって目尻の涙にキスをされた。泣くなと言わないところもミリアの胸にぐっときた。
「うわぁあああどうしようっ、嬉しいし、もういっぱいいっぱいで涙が止らなくなりました!」
「ははっ、相変わらずだなぁ」
「そして心の準備は全然まだですし、私、アンドレア様の妻として勉強もしたいので婚姻成立はもうちょっと待っていただけると助かります!」