冷徹上司の過剰な愛
「……難波さんの好きにして…?」


「…そうくるんだね…?そそる。」


「っ、難波さんが欲しい…です。」


「ん〜…。じゃどれくらい僕のことが欲しいか教えてほしいな。」



うぅ〜、今日の難波さんは手強い。でも、お酒のせいか、そんな難波さんを攻めたくなる。


わたしの肩を抑える難波さんの手を掴むと、そのまま体を起こし、次はわたしが難波さんを押し倒した。


っ、この角度の難波さん初めてかも…。悪くないね。


難波さんを少しの間見つめ、初めて自分から唇を重ねた。


もちろん重ねただけ。難波さんみたいにリードはさすがに出来ない。


唇を離すと急に恥ずかしさが襲い、難波さんの鼓動に耳を当てた。


あ、ドキドキいってる……わたしにドキドキした?鼓動が早いような…?



「あのん…?」


「…はぁーい。」


「もしかして眠くなった?」


「……少しだけ。」



なんて答えたけど、難波さんの鼓動聞いてたら睡魔が…。
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