冷徹上司の過剰な愛
っ、……みんな弱いんじゃないの?わたしだけ??



「…ごめんあのん。止まんないかも…。」


「っ、……。」



うん。止まらないと思う。だって難波さんの手、今は下に伸びてる…。


ここまでくるともう止まらない。


…わたしも。


難波さんの返事に応えるように自分からキスをすると、その唇を追うように強く重ねられ、そして深くなる。


もう今のわたしはキスだけでもイッちゃいそう…。



「…あのんの身体もまだ僕が欲しいんだね…?」



と難波さんの指が動くたび、何も考えられなくなる。


再び難波さんと重なり、本日二度目の快楽へ……。


多分だけど、わたしの身体は難波さんと相性が良い。そんなに経験が豊富なほうではないけど、これまで男の人の身体を欲しいと思ったことなんてなかった。


ただその時の流れでえっちする…みたいな。そんな軽い感じだったのが、今では自分からしたいと思う。


それは、これまでの人が下手だったのか…それとも難波さんがうまいのか……。


とりあえず、わたしはそう思うけど、難波さんがどう思っているのかは分からない。



「……動いたらお腹空いた。」



とまるで子供みたいな発言をした難波さんにハッとする。


カレー作ったんだった!!忘れてた…。
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