冷徹上司の過剰な愛
「カレー作ったんです。食べますか?」


「作ってくれてたね。頂こうかな。」


「すぐに準備っ、………難波さん…?」



準備しようと体を起こし掛けた時、なぜか手首を引かれ難波さんの胸の中におさまる。



「…あのんの全てが愛おしい…。すっごく好き。」


「っ、……わたしも大好きです。」


「このまま僕の中に閉じ込めておきたい。もう誰の目にも触れさせたくない。」



なんだか今日の難波さんは一段と独占欲?が強い気が…。そんなところも好きだけど。



「…さてさて。僕の可愛いあのんちゃん作のカレーでも食べに行くかな。」



気持ちを切り替えたのか、体を起こした難波さんの背中を見つめる。


………愛おしい。のはわたしも同じだ。


不意打ちを狙い、次はわたしが難波さんの背中に抱きついた。



「…難波さん……っ、浬……、」


「……あのんちゃん?また僕のこと誘惑してる…?」


「っ、違います!……違う、けど……難波さんとまたえっちしたい…です。」



腰に回す腕にぎゅっと力を込め、そして首元にそっとキスを落とした。


すると、いとも簡単に押し倒され…。



「僕たち結婚したらセックス三昧かもね…?僕はそんな結婚生活も悪くないけど、あのんはどう思う?それでも僕と結婚してくれる?」
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