冷徹上司の過剰な愛
っ、…なんかもう……プロポーズ通り越した発言だよね。



「返事を聞く前に、もう僕の身体があのんを欲してやばい…っ、」


「っ、ん…!……あっ、」



…わたしの中で動く難波さん……この人の体力もなかなかにすごい。だって続けてだよ…?それもこの短時間で3回も…っ、


すごすぎ。


結婚するにあたって、一番大切なのは"体力"かもしれない。


今のうちに体力つけとかないと、身体が持たないかも。


そんなこんなでカレーに手をつけたのは22時を回った頃だった。



「ん。美味しいよ。」



と笑顔で食べてくれる難波さんだけど、ちょっと辛すぎた?かも。味見した時はそこまでなかったと思ったんだけどなぁ。


っはぁ。料理って仕事並みに難しいや。


他にもサラダ等色々作ったんだけど、どれも美味しいと完食してくれた難波さん。料理上手な難波さんに比べたらわたしの料理なんて比べ物にならない。



「お風呂先にいいよ。」


「はい。じゃ先に入ってきます。」



先にお風呂を借り、いつものように洋服を借りてリビングに戻ると、仕事の電話をする難波さんの姿があった。


邪魔にならぬようそっとソファに腰をおろすと、電話をしながらわたしに視線を向けたその瞳と絡んだ。
< 179 / 230 >

この作品をシェア

pagetop