冷徹上司の過剰な愛
「多分もう少ししたら出て来ると思います。急いでるのでわたしはこれで「あ、来た来た!浬ぃ〜!!」



えっ!?…っ、…。


見ると、難波さんの姿が。と同時に目が合い、驚いた表情を見せる難波さん。


…気まず。



「いやぁ〜、君ありがとね?助かったよ。」



と肩に置かれた手に顔が引き攣る。


この人、スキンシップが激しめだ。



「煌、その子から手離して。」



側までやって来た難波さんはそう言ってわたしの肩から手を離す。そして、なぜかわたしとその人の間に立った。



「浬、随分といい男になったな?羨ましいぃ〜。それに何?浬の会社は可愛い子しか採用しないわけ?この子も可愛いし、童顔とか俺のタイプだわ。」



と難波さんを避けて顔を覗き込んでくる。


可愛いは嬉しいけど、童顔はちょっとな〜…。


とりあえずその人に愛想笑いを見せていると、再び難波さんが間に入り込んできた。まるでわたしとその人を避けさせるように。


あ、難波さんとは喧嘩中なんだった。
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