丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
理亜「━━━━紀信!」
紀信「お疲れ様。
ねぇ、良かったの?家の前まで迎えに来て」

理亜「うん。
あれから、全然仲直りできてないの」
紀信「そっか…」

理亜「行こ?」


いつものホテルに向かう。
その前に近くのコンビニで、飲み物と軽食を買う。

おにぎりを選んでいると………

鈴嶺「紀信くん?」

紀信「え?あ……り、鈴嶺……!?」

凱吾「紀信だ」

鈴嶺「何して……あれ?
こちらの方は?
もしかして…彼女…さん?」

理亜「あ…私は、友━━━━━」
紀信「理亜!
…………ごめん、口裏合わせて」
耳打ちする、紀信。

紀信「うん!彼女なんだ!」

鈴嶺「え!?そうなの!?」
凱吾「………」
(こいつが、紀信の?
なんか、意外だな…)
びっくりしている鈴嶺の横で、凱吾は首を傾げていた。

理亜「こんにちは!紀信とお付き合いさせてもらってます、理亜です!」

鈴嶺「紀信くんと仲良くさせていただいてます、羽柴 鈴嶺と申します!
理亜さん!紀信くんのこと、よろしくお願いします!
紀信くんは、とっても優しくて、賢くて、穏やかで、強い、本当に…素敵な人なんです!」

理亜「………はい」

鈴嶺は紀信と理亜を見て、微笑ましく見つめていた。

凱吾「鈴嶺、もうそろそろ行こう?
ほら、あんまり邪魔してもあれだし」

鈴嶺「あ、そうだね/////
ごめんね、お邪魔しました!
あ、紀信くん!また今度、お話しようね!」

紀信「わかった」

小さく手を振り、出ていく鈴嶺。

紀信はそれを、切なく見つめていた。


そんなある日。

佐木「では、お嬢様。
車を回して来ますので、こちらを動かないでくださいね?」

鈴嶺は、佐木とショッピングに出掛けていた。
そして帰るため、店の前で佐木の車を待つ。

この店の道路を挟んだ前には、産婦人科がある。
そこをボーッと見つめていると、見慣れた人物が出てきた。

鈴嶺「………ん?あれ?
あの方…あ!理亜さん!?」

産婦人科ってことは………

鈴嶺「もしかして!?」


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