年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
店内が空いていたこともあってか2時間ほど過ごすと、完全に出来上がった私は千鳥足で歩いている。
よく考えればかなり飲んだ気がする。
外の風が心地よくて、今までの気持ちを全て園城さんに伝えられたことにスッキリして気分がいい。
「途中からお茶に代えて貰っていたが……ダメだったか」
「何ですか?何て言ったんですか?」
ハイテンションで園城さんに絡む私。彼は何かを言っているけれど全く聞こえなかった。
「じゃあもう一軒行きますか!」
「もう一軒は無しだ。住所は言えるか?タクシーを呼んだ」
「まだまだです!明日も休みでしょう?もう一軒行くまで帰りませんからねぇ!」
困った顔をする園城さん。
それから一緒にタクシーへと乗り、私の記憶はそこで途切れた。