年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
まるで思ったことが口に出たみたいなものの言い方に恥ずかしくなり、身をよじる。
しかし距離を取ろうとすればその分だけ園城さんが私との距離を詰めてくる。
「園城さ……」
「キミに触れたい」
かぶせるように落とされた低い声にぞくりと腰が疼いてしまう。
彼の情欲を湛えた色っぽい視線。そして熱を帯びた手。触れたいというのは、決して手と手を合わせるようなことではないと瞬時に分かった。
「あの……」
「嫌か?」
子犬のように眉を下げてこっちを見る園城さん。もはやわざとやってるんじゃないかと思う。
「勢い、じゃない?」
「もうとっくにアルコールは抜けてる。心の底からキミが欲しいんだ」
そっと手を取られ、引き寄せられたのは園城さんの心臓。ドキンドキンと激しく音を立てている。
私と同じ……。
園城さんも緊張してるんだ。
私は彼の本気を知り、覚悟を決めた。
これを受け入れるということは今の関係が変わるということ。
でもそれ以上に私も、園城さんがほしい。