年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
さらりと恥ずかしくなるようなことを言ってのける園城さん。血が頬に上がってくるのを感じる。
彼の言葉に恥じらいながらも、私たちは荷物を車に積み上げることにした。
すぐ近くにあるパーキングに車を停めてあり、園城さんは重たいものを全て持ち、私は軽い箱だけを手に持った。
「これだけか?」
「はい」
荷物の積み上げはあっという間に終わった。
元々自分の荷物が少なかったのと、マンスリーマンションを借りていたため、自分の家具がほとんど無かったこともあり、想定以上に荷物の運び出しを早く終わらせることが出来た。
「それならもう家に向かうか」
「はい」
園城さんの車に乗り込む。
うちから園城さんの家までは車で15分くらいだ。
家の前を通り過ぎていく。
短い間だったけど、なんか色々あったなあ。
骨折したり、入金があったり、園城さんの妻としてパーティーに参加したり……。
まさかこんな結末になるなんて思ってもいなかった。
契約関係はもう進めているので、後は掃除をして立ち合いをすれば退去できる。そしたら本格的に園城さんとの暮らしがスタートする。
楽しみだ。
思いが通じ合ったこともあるのか、最初の時よりも心が弾む。