年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
「なんだか変な感じがしますね」
「そうか?俺は意外と気に入ってる」
私は今日買ったクッションを膝に抱える。
「このお部屋なら園城さん、早く帰って来てくれますかね?」
恥ずかしくて顔を見れず、クッションの形を変えて誤魔化しながら尋ねる。
すると、彼はそのクッションを奪い取りそしてそこは俺の場所だと言いたげに私を抱きしめた。
「キミが待っている部屋ならすぐにでも帰ってくるつもりだ」
「良かった……」
前はこの部屋で一人でいることが多かった。
いつ帰ってくるのかな?また深夜かな、今日も飲んで帰ってくるのかな?
心配だったけど、何も言えなくてただ待っていることしか出来なかった。
もうそんな寂しい家にはしたくない。
「大丈夫だ、もう心配はいらない」
園城さんは私の唇にちゅっと短いキスを落とした。
帰ってくるつもりってことは、ご飯も一緒に食べられるのかな?
「あの……園城さん!ご飯とか、もし園城さんが嫌じゃ無かったら私、作りますよ」
「でも、キミだって仕事があるだろう」