年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
そう園城さんと今後の話し合いをした際に今の仕事は続けさせて欲しいと伝えた。
ここから通えない距離でもないし、自分で選んだ職場で新しい経験が出来ることにやりがいを感じていたからだ。それに、今までみたいに自信の無い自分でいたくない。
その気持ちを聞いて園城さんは快諾してくれた。
「仕事は私の方が早く終わりますから」
「キミの手料理が食べられるのは嬉しいが……負担にならないか心配だ」
「負担なんてなりませんよ。むしろ作らせてください!ずっと、憧れていたんです……」
私の作った料理で彼と向き合って食事をする。それが出来るのなら、負担なんて感じないはずだ。
「それなら、頼む」
園城さんは嬉しそうに頬を緩ませた。
「キミには幸せを貰ってばかりだな」
「何言ってるんですか、もう!」
私だって園城さんからたくさんの幸せを貰ってる。
愛される喜びを知らなかったのに、今は彼に教えられるようになるとは……。
園城さんの顔がそっと近づく。キスをしようとしてるのだとすぐに分かった。