年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~


私は受け入れるように目を瞑る。
その瞬間、私のスマホがピロンと音を立てた。

「すみません」

それはメッセージの通知で、相手は父からだった。

さっき、父に大事な話があると伝えていたのでその返事だろう。

「父が金曜日の夜19時からなら空いてるらしいです。園城さんは大丈夫そうですか?」
「ああ、問題ない」

「前までお仕事忙しそうでしたけど、無理に予定合わせたりしてないですか?」

「あー……前倒れてから社員が気を遣ってな。働きすぎだって怒られたんだ、今は強制的に帰らされる」

「そうだったんですね……」

あの時の園城さん顔色も体調も悪そうだった。

「でももう沙織がいるから心配はないな」
「そうですね、その件については恐妻になってしまうかも」

「覚悟しておくよ」

彼は愛おしげに私の髪を撫でた。

父に返事を送り、約束は金曜日の19時。
園城さんが予約を入れてくれた日本食の料亭で食事をすることになった。


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