年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
朝、目を覚ましぼんやりとした視界の中に悟さんがいた。
彼の方が先に目覚めていたようで、私を腕の中に囲いながら穏やかな顔で「おはよう」と告げる。
「お、おはようございます」
私は恥ずかしさから布団を口元までかぶせた。
昨日の悟さん……すごく激しかった。
激しい熱と余裕のない表情。
今でも一瞬で思い出せる。
「昨日はキミが可愛いすぎて、少しセーブが効かなくなった。身体は大丈夫か?」
彼は私をいたわるように頭を撫でた。
「あ、はい……」
悟さんの中にもあんなに激しい感情があるのだと知れて嬉しさと恥ずかしさが混ざった変な気持ちになった。
「沙織、愛してる」
再び軽いキスを唇にしてくる悟さん。
私もお返しにと「大好きです、悟さん」と告げた。
満足そうに微笑む悟さん。
「これからもそうやって呼んでくれ」
私は彼の言葉にしっかりと頷いた。
この日は家の中でゆっくりとした時間を過ごした。
テレビを見たり、先の話をしたり……この何気ない時間に私は幸せを覚えていた。