年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
あっという間に時間が過ぎ、金曜日がやってきた。
今日は有給を取っており、前住んでいた家の退去立ち合いを済ませてきたところだ。
あまり長く住んでいなかったこともあり、サクっと終わり時間まで駅前のショッピングモールで時間をつぶしていた。
そろそろ向かわないと……。
悟さんに連絡を入れると今会社を出たそうで駅で待ち合わせをしてお店に向かうことになった。
今までは考えないようにしていたけど、いざとなると緊張してくる。
父はなんて言うだろう。
悟さんに厳しい言葉を投げかけたりしないだろうか。
一度離婚した身、復縁には反対だって思う人もいる。
考え出すと、なんだかネガティブな方に向かってしまう。
ああ、もう早く伝えてしまいたい!
「お待たせ」
「お疲れ様です」
駅のお花屋さんの前で待っていると、彼が私の肩を叩いた。
スーツをピシっと着こなしていて、私の不安気な表情とは一変堂々としている。