年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
「わざわざこういう場を開いてくれるなんて父さん嬉しいぞ」
じゃあ私の心配は無駄だったということか……。
「その時に園城くんが覚悟をしっかりと伝えてくれた。父さんは沙織に今度は自分で選びなさいと伝えてる。
だから今日二人揃ってここに来たということは、そういうことだろう?何も問題はないよ」
良かった……まさかこんなにあっさりいくとは思わなかったけど。
「それより飲もう。3人で飲む機会は無かったよな」
「ええ、あまり無かったですね。仕事も落ち着いていたので、また気軽に誘ってください」
「嬉しいな」
父は嬉しそうに後からやってきた日本酒をぐいっと煽った。
父の見せる笑顔は本物ですごく喜んでいてくれていることが分かる。
きっとお父さんも最初の結婚の時は、自分のせいかもしれないという十字架を背負っていて心から祝福出来なかったのかもしれない。
だからこそ悟さんと幸せになるのが、一番父を安心させられることだろう。
2時間ほどのむと父はすっかりいい感じに出来上がってしまった。
「ちょっとお父さん、飲みすぎじゃない?」
「いいじゃないか、楽しいんだ」