年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
ホクホクの焼き鳥を口にして、朋絵はビールを豪快に煽る。
「私の話なんかいいのよ。それよりさ、沙織の方はどうなの?人生の先輩として教えてよ~やっぱり結婚生活はドキドキする?」
結婚生活の話しを聞きにきた朋枝と離婚したことを話にきた私。話の内容にギャップがあり過ぎて苦笑いするしかない。
「ああ、えっと……実は」
私は気まずく目を逸らしながら、離婚したという言葉を切り出した。
「ええ、離婚!?!」
「ちょっ、シー!誰がいるか分からないから」
「だってこの間、結婚したばかりじゃない!しかも御曹司との結婚だって言うから、沙織は将来安定だなあって安心してたのに、まさかもうシングルになってたなんて」
そりゃ、誰だって驚くよね。この1年、目まぐるしい人生を送っている。
「私も自分でもビックリしてる」
「何しでかしちゃったのよ?昔から、沙織って容量悪いところあるから心配だったのよ」
「いや、それが自分から言ったんだよね」
「ええ!」
朋絵はさらに声を荒げると、手に持っていたビールジョッキを置いた。
「詳しく」
「はい……」