クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
 だけど身につけたのは、私が納得するまで説明してくれた事と、契約結婚の妻でも守ろうとしてくれる気持ちがうれしかったからだ。

 それともうひとつ。これは私が結婚指輪以外にもらった形のあるプレゼントだから。

 彼にそんな意図はなくても、身につけておきたいと思った。

 今、私はきっと自分が望んでいる多くのものを手にしている。

 好きな人にプレゼントされたアクセサリーを身につけ、彼と手を繋いで海外旅行を楽しむなんて、豪華客船の最高級スイートルームで寝泊まりするよりも贅沢かもしれない。

 あとは透哉さんの心が手に入ればうれしいけれど、それはまだ難しそうだ。
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