クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
「懐かしいな。あの時から君はずっときれいなまま、変わらないね」

 さらりと妻を褒めた義父に後光が差して見えた。

 やっぱり透哉さんは内面が両親に似ているのだろう。彼も会話している時になにげなく私を褒めたり、好きだと伝えたりする。

 ちらりと透哉さんを見上げると、見つめ返された。

「君もきっと、あと三十年経とうと今のままだ」

 ほら、透哉さんはすぐ私を甘やかす。

「三十年経ったら、さすがにいろいろ変わってると思うな。でも透哉さんはかっこいいままだと思う」

「俺をかっこいいと思っていたのか?」

「言ってなかったっけ。ものすごく顔がいいなって思ってたよ」

< 242 / 250 >

この作品をシェア

pagetop