クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
「そうなの? 私の身体なら心配しなくても大丈夫だよ。思ったほどつわりもひどくないし、会ってご飯を食べるくらいなら全然──」

「俺に君を独り占めさせてくれないのか?」

 腰に添えられた彼の手が、少し強引に私を引き寄せる。

 透哉さんの膝にのせられ、自然と彼を見下ろす形になった。

「親孝行もいいが、先に俺だろう」

「でも透哉さんはいつでも会えるわけだし……」

「そういう問題ではない」

 お腹を撫でた透哉さんが、私を見上げて甘いキスをする。

 鼓動が跳ねたのと同時に、まだ大きな反応を示さないはずのお腹の中が微かに疼いた気がした。

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