クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
 なにを言えばいいかもわからなくなって、彼のキスと愛撫を全身で味わう。

 まだ水分をしっとりと含んだ肌を滑る指が、太ももから腰を伝い、お腹の上をゆるりとなぞって上がってくる。

 やわらかなふくらみを確かめるように撫でたかと思うと、その中心で震える敏感な場所を探り当てた。

 その瞬間、全身がびくんと跳ねて声にならない声を漏らし、透哉さんの身体にすがりつく。

 私が逃げるとでも思ったのか、彼は手首を押さえる手に力を込めた。

「感じやすいんだな」

 いつもは温度を感じさせない彼の声が、明らかに興奮と熱をはらんでいる。

「ふ、普通だよ。……違う?」

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