クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
長いキスを終えて唇を離すと、私と透哉さんの間に細い糸が伝った。唾液が絡むほど深く口付けたのだと知って、また顔に熱が集まる。

自分で自分がわからなくなっているのに、もっと彼に求められたくて混乱した。

気持ちいい、と口には出せなくて、子供のような泣き声を上げては彼に悦びを刻まれる。

こんなに情熱的に、それでいて優しく触れてくるような人だなんて知らなかった。

これから私はどうなってしまうのだろう?

わかっているのは、今夜を機に彼との距離が変化してしまうという事だった。



◇ ◇ ◇



 シャワーを浴びて寝室に戻ると、彼女は疲れ切った表情で眠っていた。

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