イケメンクラスメイトの推し愛が重い



梅森くんの声が返ってくる。


その後




「「おーーーー!!!」」


「!」




絵奈ちゃんと絵瑠ちゃんの声が聞こえた。


えっ。


どうして…えっ?



絵奈ちゃんたちの声がした方を見たら、


二人が大きく手を振って、「頑張れーっ!」て言ってくれた。



もしかして…志歩って気付いてる?



ううん、今はそんなことどうでもいいや。



応援してくれる声に全力で応える。


それが、私のするべきこと。




『それじゃあ、
私たちが全力で盛り上げるから
みんなも盛り上がってください!』




その言葉に反応したのは、


梅森くんと、絵奈ちゃんと絵瑠ちゃんだけ。



地下アイドル時代に死ぬほど聴いて、死ぬほど練習した曲のイントロが流れた瞬間。



さっきまで怖くて、足が動かなかったのに


自然と体が動いた。




< 224 / 257 >

この作品をシェア

pagetop