Better late than never〜失った恋だけど、もう一度あなたに恋してもいいですか?〜
◇ ◇ ◇ ◇
芹香がいなくなった部屋の中で、三人は顔を見合わせてホッとしたように息を吐いた。
「ちょっと強引だったかな」
秀之が髪をくしゃくしゃと掻きむしりながら、ソファに腰を下ろす。そんな彼を見ながら、父は首を横に振った。
「あの子はあの日以降かなり警戒心が強くなっているからね。あれくらい強引じゃないと引き受けないだろう」
苦笑いをしながら誠吾の顔を見ると、彼もまた頷く。
「たぶん今も納得せずに悶々としていると思いますよ。それに……芹香さんは私を嫌っているようにも思えるので、本当は私は適任ではないような気もしますが……」
誠吾が言うと、二人は顔を見合わせて笑い出す。
「そんなことはないです。様々な事情を考慮した上で、やはり明智さんが適任だってことになったんですから」
「それにこちらとしては、出来れば内密に事を進めたい。それには明智くんの知恵が必要不可欠だからね。芹香はむしろ……いや、まぁそれはいいとして、とにかく芹香を頼んだよ」
「……わかりました」
誠吾自身もどこか言い包められたような気持ちになりながらも、今は仕事をこなすだけだと自分自身に言い聞かせるのだった。
芹香がいなくなった部屋の中で、三人は顔を見合わせてホッとしたように息を吐いた。
「ちょっと強引だったかな」
秀之が髪をくしゃくしゃと掻きむしりながら、ソファに腰を下ろす。そんな彼を見ながら、父は首を横に振った。
「あの子はあの日以降かなり警戒心が強くなっているからね。あれくらい強引じゃないと引き受けないだろう」
苦笑いをしながら誠吾の顔を見ると、彼もまた頷く。
「たぶん今も納得せずに悶々としていると思いますよ。それに……芹香さんは私を嫌っているようにも思えるので、本当は私は適任ではないような気もしますが……」
誠吾が言うと、二人は顔を見合わせて笑い出す。
「そんなことはないです。様々な事情を考慮した上で、やはり明智さんが適任だってことになったんですから」
「それにこちらとしては、出来れば内密に事を進めたい。それには明智くんの知恵が必要不可欠だからね。芹香はむしろ……いや、まぁそれはいいとして、とにかく芹香を頼んだよ」
「……わかりました」
誠吾自身もどこか言い包められたような気持ちになりながらも、今は仕事をこなすだけだと自分自身に言い聞かせるのだった。