Better late than never〜失った恋だけど、もう一度あなたに恋してもいいですか?〜
「答えてください。みんなで一体何を調べているの⁉︎」
「……あなたは知らなくて良いことです」
こんな事態になっても、まだ除け者扱いしかされないことに怒りが沸点に到達する。芹香は力いっぱい誠吾の体を突き飛ばした。
「じゃあもういいです! 陰でコソコソ調べて私には秘密。それならもう勝手にしてください! 私だって自分の身くらい自分でどうにかしますから!」
立ち上がって会場とは反対の方向へと歩き出すと、芹香は悔しさのあまり涙が止まらなくなる。しかし追いかけてきた誠吾に手を掴まれてしまった。
「離して!」
必死に振り解こうとするが、誠吾に引っ張られるがまま、タイミング良く到着したエレベーターに乗せられてしまう。
「どいてください! 帰りますから!」
しかし誠吾は芹香を壁際に追いやり、エレベーターのドアを閉めてしまう。そしてドアが閉まるのと同時だった。誠吾は芹香の両手を掴んでそのまま壁に押し付けると、足の間に自身の足を差し入れる。
身動きが取れなくなくなった芹香は、至近距離まで迫った誠吾の真剣な瞳に捕らえられ、硬直した。
「黙って」
そして抵抗する術をなくした芹香の唇を塞ぐと、貪るように熱いキスを繰り返す。
突然のことに思考回路が停止し、どうしていいのかわからず、戸惑いながらも誠吾にされるがままになってしまった。
なんでキスなんかするの……私のことなんて何とも思ってないんでしょ? あの日あんなにはっきりと私を拒絶したじゃない……。だから私はあなたを諦めるしかなかったの……忘れるしかなかったのに……どうしてこんなことするのよ……! ──想いとは裏腹に、体の力は抜けていく。
抵抗したくても、腕を掴まれてしまえばどうにもならない。そしてキスがこんなに甘美なものだって知らなかった。胸が熱くなって、体の奥がジンとして立っているのもやっとだった。
エレベーターが停まり、誠吾は芹香の腕を引いて外へ出ると、廊下を二メートルほど進んだ先にある扉にカードキーをかざしてそのまま部屋の中へと身を滑らせた。
手を引かれて部屋に入ると、そこはどう見てもスイートルームで、ベッドが置かれた寝室と、ソファとテーブルが置かれたスペースが区切られている。
誠吾は芹香をソファに座らせるが、掴んでいた手を離そうとはせずに隣に腰を下ろした。
まだ熱が抜けずに頬も体も熱ったままだったが、なんとか気持ちを立て直して誠吾をキッと睨みつける。
「一体何のつもりですか……こんな部屋に連れてきて……。それともちゃんと真実を話してくださる気になりましたか?」
だが誠吾も眉間に皺を寄せて芹香を見ていた。彼のこんな表情を見るのが初めてだったので、芹香の胸は苦しくなった。
「……あなたは知らなくて良いことです」
こんな事態になっても、まだ除け者扱いしかされないことに怒りが沸点に到達する。芹香は力いっぱい誠吾の体を突き飛ばした。
「じゃあもういいです! 陰でコソコソ調べて私には秘密。それならもう勝手にしてください! 私だって自分の身くらい自分でどうにかしますから!」
立ち上がって会場とは反対の方向へと歩き出すと、芹香は悔しさのあまり涙が止まらなくなる。しかし追いかけてきた誠吾に手を掴まれてしまった。
「離して!」
必死に振り解こうとするが、誠吾に引っ張られるがまま、タイミング良く到着したエレベーターに乗せられてしまう。
「どいてください! 帰りますから!」
しかし誠吾は芹香を壁際に追いやり、エレベーターのドアを閉めてしまう。そしてドアが閉まるのと同時だった。誠吾は芹香の両手を掴んでそのまま壁に押し付けると、足の間に自身の足を差し入れる。
身動きが取れなくなくなった芹香は、至近距離まで迫った誠吾の真剣な瞳に捕らえられ、硬直した。
「黙って」
そして抵抗する術をなくした芹香の唇を塞ぐと、貪るように熱いキスを繰り返す。
突然のことに思考回路が停止し、どうしていいのかわからず、戸惑いながらも誠吾にされるがままになってしまった。
なんでキスなんかするの……私のことなんて何とも思ってないんでしょ? あの日あんなにはっきりと私を拒絶したじゃない……。だから私はあなたを諦めるしかなかったの……忘れるしかなかったのに……どうしてこんなことするのよ……! ──想いとは裏腹に、体の力は抜けていく。
抵抗したくても、腕を掴まれてしまえばどうにもならない。そしてキスがこんなに甘美なものだって知らなかった。胸が熱くなって、体の奥がジンとして立っているのもやっとだった。
エレベーターが停まり、誠吾は芹香の腕を引いて外へ出ると、廊下を二メートルほど進んだ先にある扉にカードキーをかざしてそのまま部屋の中へと身を滑らせた。
手を引かれて部屋に入ると、そこはどう見てもスイートルームで、ベッドが置かれた寝室と、ソファとテーブルが置かれたスペースが区切られている。
誠吾は芹香をソファに座らせるが、掴んでいた手を離そうとはせずに隣に腰を下ろした。
まだ熱が抜けずに頬も体も熱ったままだったが、なんとか気持ちを立て直して誠吾をキッと睨みつける。
「一体何のつもりですか……こんな部屋に連れてきて……。それともちゃんと真実を話してくださる気になりましたか?」
だが誠吾も眉間に皺を寄せて芹香を見ていた。彼のこんな表情を見るのが初めてだったので、芹香の胸は苦しくなった。