課長に恋するまで
目当てのクラブに行くと、受付には高級ホテルのホテルマンを思わせる黒いスーツをきっちりと着た三十前後の男性がいた。
「何かご用でございますか?」
目が合うと、男性に話しかけられた。
「あの、こちらにゆかりさんというホステスさんがいらっしゃると聞いて来たんですが」
男の人が値踏みするようにじっと見てくる。
明らかにクラブの客には見えないんだろう。
「ゆかりに何のご用でしょうか?」
「ゆかりさんと話がしたいんです」
「どういった話でしょうか?」
「それは、その、聞きたい事がありまして」
「どのような事でしょうか?」
「それは……プライバシーに関わる事なので」
「お話の内容を伺わないと呼ぶ事はできませんが」
すぐに呼んでもらえると思っていたけど、意外とガードは硬い。
「じゃあ、あの、客として中に入ります」
「会員の方からのご紹介はありますか?当クラブは会員制となっておりますので、ご紹介がないとお通しできないシステムになっております」
クラブの会員に知り合いなんていない。
困った。
「あの、どうしてもダメですか?」
「決まりになっておりますので。どうぞお引き取り下さい」
これ以上は無駄なやり取りだと思ったのか、冷たく突っぱねられた。
帰るしかなかった。
鈴木さん、ごめんなさい。
「何かご用でございますか?」
目が合うと、男性に話しかけられた。
「あの、こちらにゆかりさんというホステスさんがいらっしゃると聞いて来たんですが」
男の人が値踏みするようにじっと見てくる。
明らかにクラブの客には見えないんだろう。
「ゆかりに何のご用でしょうか?」
「ゆかりさんと話がしたいんです」
「どういった話でしょうか?」
「それは、その、聞きたい事がありまして」
「どのような事でしょうか?」
「それは……プライバシーに関わる事なので」
「お話の内容を伺わないと呼ぶ事はできませんが」
すぐに呼んでもらえると思っていたけど、意外とガードは硬い。
「じゃあ、あの、客として中に入ります」
「会員の方からのご紹介はありますか?当クラブは会員制となっておりますので、ご紹介がないとお通しできないシステムになっております」
クラブの会員に知り合いなんていない。
困った。
「あの、どうしてもダメですか?」
「決まりになっておりますので。どうぞお引き取り下さい」
これ以上は無駄なやり取りだと思ったのか、冷たく突っぱねられた。
帰るしかなかった。
鈴木さん、ごめんなさい。