甘く、溶ける、君に。
自分がどうしたいのか、わからない。
……どうしたい?いや、わかってる。
本当は千輝くんの優しさに溺れて、抱きついてしまいたい。
けれどそれが許されないのはわかってる。
わかってるよ、だから押さえつけなきゃいけないの。
優しくしないで、私のこと嫌いになって。
昔からずっと、私の中に確かに千輝くんがいたの。
消したい、消えてよ。
怖いの、戻れなくなることが。
関わっちゃいけないってわかってる。
戻れなくなるから、考えてはいけないの。
だけど千輝くんの中から消えたくないの。
いろんな感情で、もうぐっちゃぐちゃ。
再開して一日目、こんなにも私の感情を乱すの。後にも先にもそんなの彼しかいない。
最低な私は最低でいたい。
最低な自分を捨てたい。
なんて矛盾してるんだろう。
ぐちゃぐちゃで汚い感情なんてなくなればいいのに。
部屋の前にいる千輝くんの顔、見たいけど見たくない。