だって、恋したいもん!

第十話  明日は土曜日







朝、

いい天気♪

制服もちゃんとアイロンあてたし!

今日は前髪も完璧な仕上がり!♪

放課後までキープ出来るかな?



理佐「行ってきまーす」



自転車も気持ちのいい季節♪

今日は彼と放課後過ごせるかと思うと自然とペダルも軽く感じる♪



学校に着いて校門から自転車置き場まで自転車を押していると前から彼が歩いてきた!


義雄「あ、渡邉さんちょうどよかった!」

義雄「昨日バイト先から電話きて、今日出来るだけ早く来てくれって言われて…」

義雄「だからちょうどよかった、CD渡しとくね」

理佐「あ、うん……ありが、と………」

義雄「じゃあまた」



あ…………れ………?































えーーー!!!

放課後の私の楽しみがーー…………!!



ズーン…………。。。






教室に入るとすぐに私は机にうなだれた…


由依「どうした?理佐……気分でも悪いのー?」


由依が心配して声をかけてきた。


理佐「わだぢのほうかごが……………」

由依「え? 何?」

理佐「天国から突き落とされた気分………」

由依「え? どうしたの?」

由依「何があったの?」

理佐「ぎいでぐれるー………!!」


と、私は昨日のCDショップからの話を由依にした。


すると……

由依「え?すごいじゃん!!?」

由依「え?何?喋ったの?」

由依「てか、一緒に帰った!!!!?」

由依「理佐ー!!あんたすごいじゃん!!」

由依「ちょっと赤飯ものじゃない!?」

由依「学食行って頼んでこよか!?」

理佐「ちょっと由依ー!!からかわないでよー!!」

由依「あは、ごめんごめん……」

由依「だってあのあんたがねぇ~」

理佐「そりゃ私だって今でも夢じゃないかと思ってるもん…」

理佐「でもせっかく今日は前髪も一時間かけて決めてきたのに…」

理佐「なのに…なのに………」

理佐「ただ渡して終わりって……どぉ?」

理佐「どぉなのよ!!?」

理佐「なんか事務的じゃない!?」

理佐「え?私だけが勝手に盛り上がってたの?」

由依「まぁまぁ…バイトが入っちゃったんでしょ?」

由依「しょうがないじゃん」

由依「で…? あんた本は貸してないんでしょ?」


理佐「あっ……!!」

理佐「さすが由依さまーーー!!!」

由依「そうだよ!まだ話せるチャンスあるじゃん!」

理佐「ふぇ~ん…由依さま頭いぃーー!!」

理佐「持つべきものは親友だよぉーー!!」

由依「いや……普通気付くでしょ…?」

理佐「じゃあ明日それきっかけで話しかけてみるーー!♪」

由依「いや、あんた明日学校来るの?」

理佐「へ…??」

由依「明日土曜日だよ? 学校休み……」



ズーーーーーン!!!



ダメじゃん………



あ……え……な……い……じゃ……ん…………



💀。。⚪○







第十一話へつづく…











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