だって、恋したいもん!
第百八十九話 乗り気
みんなで帰り始めて少しすると彼は…
義雄「オレこっちだから……みんな気を付けてね」
と、言って自転車で走り去った。
茜「あれ?西野くん家あっちなの?」
由依「知らなーい」
茜「理佐は?知らないの?」
理佐「うん、家がどこかは聞いたことない」
尾関「中学は近衛て言ってたから近くは近くだね」
美波「そうなんだ……真逆じゃん」
由依「それでも理佐ん家まで送ってくれてたんだね」
茜「優しいとこあんじゃん」
理佐「……………」
美波「さぁーて、明日終わったらやっと試験も終わりだねぇー」
由依「あ、どうすんの?理佐……」
理佐「え……?」
由依「浴衣よ」
理佐「あー………」
美波「え? 何? 浴衣?♪」
由依「うん、祇園祭浴衣着てくれって頼まれてんだよね」
理佐「あ、うん……」
美波「え? よしおくんに?」
茜「いいじゃん!着ていこうよ!♪」
尾関「あたしも着たーい!♪」
美波「あたしも着ていくー!♪」
由依「おっ!みんな乗り気だねぇー♪」
理佐「いいの?」
茜「いいじゃん!♪」
美波「イェーイ! ゆっかた♪ ゆっかた♪」
と、みんなも乗り気になってくれて浴衣で祇園祭に行くことになりました。
第百九十話へつづく…