高嶺の花と呼ばれた君を僕の腕の中で包みたい
「やっ、これは、そのっ!」
「ははっ、俺も腹減った! うちでなんか食べよう。あったかいもの作るよ」
ぎゅっと繋いでいる手が更に強く握りしめられた。
「えっと……いいよ。帰り道に外で何か食べるから」
「その真っ赤に腫れた目で?」
尊臣はじっと華の顔を覗き込む。
「うぅ……」
夜の道でも艷やかにいつも光り輝いている瞳が眩しくない。もっと見たいと思ってしまった。