溺愛前提、俺様ドクターは純真秘書を捕らえ娶る


 その漣さんには、六歳になる月くん、詩ちゃんという双子と、二歳になる花ちゃんという三人のお子さんがいる。

 晃汰さんにとってみれば三人は甥と姪にあたる。

 三人とも挙式の際に一度会ったけれど、元気いっぱいでよくしゃべってくれて、もっと仲良くなりたいなと思ったくらいだ。

 漣さんの奥様である菜々恵さんもすごく感じのいい方で、後々晃汰さんから聞いてみると歳も近いことが判明し、もっとお近付きになれたら嬉しいなと密かに思っていた。


「そうだったんですね」

「ああ。この間、荷物が届いてただろ。あれ、三人のおもちゃ。車に積んでおいた」

「ああ、あの大きなの。なるほど」


 少し前、玄関脇に数日置いてあった段ボール。

 晃汰さん宛てだったからそのままにしておいたけれど、いつの間にかなくなっていた。月くん、詩ちゃん、花ちゃんへのプレゼントだったと知って謎が解ける。


「ぜひご一緒したいです。漣さんと菜々恵さんに改めてご挨拶もしたいですし、月くんと詩ちゃん、花ちゃんにも会いたいので」

「そうか。千尋も一緒なら皆んな喜ぶと思う。ふたりで行くと連絡しておく」


 晃汰さんは片付けを中断し、スマートフォンを手に取った。

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