溺愛前提、俺様ドクターは純真秘書を捕らえ娶る
「あの、これ。子どもたちも食べられそうなものと思って、ケーキとサンドイッチをいくつか。なにがお好きか伺ってなかったので適当になのですが」
「すみません。ご丁寧に。すごい、こんなにたくさん!」
菜々恵さんは「ありがとうございます」と言って手土産を受け取ってくれる。
「千尋さん、どうぞ」
花ちゃんを抱いた漣さんに奥へと案内され、リビングにお邪魔した。
エントランスホールから素敵なマンションだと思っていたけれど、部屋の中も期待を裏切らない。
天井が高めのリビングダイニングは広々していて、奥には大きなガラス窓。そこから外に出られる造りになっているようで、外のバルコニーには緑と子どもたちが遊べる遊具が見える。
戸建の家のように開放感な住まいだ。
ダイニングテーブルには、すでに食事の用意がされていて、キッチンに入った菜々恵さんが、持参したサンドイッチもお皿に出して並べてくれる。
漣さんが花ちゃんを食事用のチャイルドチェアに座らせた。