溺愛前提、俺様ドクターは純真秘書を捕らえ娶る


「小野寺」

「はっ、はい!」

「お母様に持病は」

「持病……特に、持病というものは聞いたことは」

「服用を指示されている薬もないということだな」

「はい。あの、院長、母は」


 床に横になり、顔面は蒼白、きつく目を瞑り冷や汗をかいている母親を前に、すがるような思いで水瀬院長に尋ねる。


「調べてみないと断言はできないが、恐らく急性心筋梗塞」

「えっ……」

「場合によっては、緊急オペになる可能性が高い」

「オペ……」

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