溺愛前提、俺様ドクターは純真秘書を捕らえ娶る
「仕事とプライベートは別と言っただろう? 夫婦は対等に、家のことは一緒にすればいい」
そう言ってもらえて、やっぱり今も仕事の感覚でいることを自覚する。
「そう、ですね。ありがとうございます」
「なにか足りなそうなものはあるか? 今日はまだ時間もあるし、買いに出かけてもいい」
見ていったところ、基本的なものは揃っている。
あとは、実際に食事を作ってみてこういう皿があったほうがいいとか、この調理器具が欲しいとか、その都度気付くと思われる。
「お皿とか調理器具とかはとりあえず大丈夫かと。買い物に行くなら、今日からでもなにか作れるように食材の買い出しに行きたいです」
「食材か。そうだな、冷蔵庫にもなにも入ってないしな」
私の提案で、近くのスーパーマーケットに行ってみることが決まった。
マンションから徒歩五分圏内に今後お世話になるだろうスーパーマーケットがあるらしい。
これならなにか買い忘れても歩いてすぐに来られるし、仕事の後に立ち寄ることもできて便利そうだ。