素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 左右を交互に強く吸い上げはじめたゴトフリーの意地悪なその言葉に、何も返すことが出来ない。とにかく持て余してしまっている快感から逃れたい気持ちでいっぱいで体を捻ろうとするけれど、筋肉質な大きなその体に組み敷かれていて体を自由を動かすことが出来ない。

 行き場を失った両手で、ゴトフリーの蜂蜜色をした頭をぎゅっと抱きしめた。思っていた通りの手触りの良い癖のある柔らかな髪を触ると、この人が自分のものになったかのような、そんな勘違いまでしてきて困る。

「……も、胸ばっかり、いやあ」

 アリスが思わず上げたその言葉に、ゴトフリーはまたその可愛い顔に似合わないにやっとした悪い表情を浮かべて、するりと下着の中に大きな手を滑り込ませた。縦の秘裂に沿わせてゆっくりと指を動かすとぴちゃりとした水音が聞こえた。

「ごめん、待たせていたみたいだね、こっちがもう我慢出来ないかな」
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