素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 ぬるぬるとした液体を広げるようにして、一番敏感な芽に触れた。アリスはその強い快感に体を震わせて、やっと上半身を起こしたゴトフリーの顔を見た。彼は慣れた手つきで下着をするりと脱がせて、その流れで持っている足先をじっと見入るといきなりかぶりついた。

「やっ……何、するの!?」

 ゴトフリーはあまりの事に慌てて足を引こうとするアリスを見て、その言葉に答えずに足の指の間に舌を入れつつ、ねっとりと舐め上げた。つよい快感がアリスを襲う。そんなところからも気持ちよさを敏感に拾ってしまうはしたないこの体がにくかった。

「や、やだ、そんなところきたないよ、やめて」

 快感に身を震わせながら涙目で訴えるアリスに、ゴトフリーはじっと目を見て舐めながら答えた。

「きたなくないよ。君の体はどこも全部甘いよ」

 絶対そんな訳ないのに、その可愛らしい顔から発せられる甘い言葉にアリスは身も心もとろかされてしまう。

 もしかしたらこの人は、自分のことが好きなんじゃないかとそう誤解してしまいそうな程の、熱い視線も感じて。
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