社長は身代わり婚約者を溺愛する
後ろで何が起こるか、分からないって言うのに。

「出席するの?」

「せっかく招待されたんだからね。」

「友達としては、行かなきゃね。」


信一郎さんの事を除けば、私達は友達だ。

その友達が、自分のパーティーに招待してくれたのだから、行かなきゃいけない。


「ドレス、買わないとね。」

「うーん。そこまでする必要あるかな。」

「普段着で行ったらダメよ。パーティーなんだから。」

「うん。そうね。」

私はお母さんにそう返事をして、自分の部屋へと戻った。

クローゼットを見ても、ドレスらしい服はない。

ただ黒のワンピースはあった。

「これでいいかな。」

シンプルな形だし。フォーマルにも使えそうだし。


パーティーは、今週末に行われる。

服が決まると、何だかワクワクしてきた。

芹香主催のパーティーって、どんな形なんだろう。

他にどんな人を呼んでいるのだろう。

楽しみになってきた。
< 211 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop