好きになっちゃ、だめでしたか?
2日目は朝の8時半から授業があって、普段の授業と違ってどの教科も演習中心なので昼になる頃には半端ない眠気が襲ってきた。
蒼と同じ授業のとき、わざと近くに座ってみたのに蒼はわたしのほうを一切見てこようとしなかった。
一華は「まあ、気にしなくていいんじゃない」と言っていたけれど、そんなのは無理だった。
子どもの頃のようにも戻れない。
こんな風になるなら、蒼が告白したときに冗談で笑い飛ばせばよかったのかもしれない。
でもそしたら蒼を傷付けることになるのかな……。
なんて頭の中でいろいろ考えていても、今の状況は一切変わることはない。
一華と2人でお昼を食べながら、明日の花火のことを考える。
「ねー、留衣大丈夫?」
「え、あ、ごめん」
一華は笑いながら「そうなるのも無理はないよね。勉強だけでも大変なのに」とわたしのお皿の上に一華の玉子焼きを置いた。
「大好物食べて元気出して!」
「一華……うう、ありがとう」
「もし、やっぱ相手変えるってなってもわたしは責めたりしないし」
「うん……」
この前は決めたと言ったのに、やっぱりまだ迷っている部分があって。
でも、そろそろ答えを出さないといけないというのは分かっている。
そのとき、るいさんの姿が視界にはいってきた。彼女はわたしに気がつくと軽く頭を下げてきた。
春樹君を好きな人はきっとるいさんだけじゃなくてたくさんいる。蒼のことを好きな人のことだって……。
わたしは今、きっとそんな人たちのことを傷付けている。
「そんなに難しく考えることないよ。好きって思った人が好きな人なんだから」
「好きって思った人?」
「うん、そうでしょ?」
一華の言葉は、わたしの心にすとん、と落ちてきた。当たり前のことなのに、だけどわたしは自分で単純なことを複雑にしていたんだ。
「あと、留衣が留衣でいられるのはどっちか」
「わたしがわたしで?」
「うん、そういうの絶対大事だから」
蒼と同じ授業のとき、わざと近くに座ってみたのに蒼はわたしのほうを一切見てこようとしなかった。
一華は「まあ、気にしなくていいんじゃない」と言っていたけれど、そんなのは無理だった。
子どもの頃のようにも戻れない。
こんな風になるなら、蒼が告白したときに冗談で笑い飛ばせばよかったのかもしれない。
でもそしたら蒼を傷付けることになるのかな……。
なんて頭の中でいろいろ考えていても、今の状況は一切変わることはない。
一華と2人でお昼を食べながら、明日の花火のことを考える。
「ねー、留衣大丈夫?」
「え、あ、ごめん」
一華は笑いながら「そうなるのも無理はないよね。勉強だけでも大変なのに」とわたしのお皿の上に一華の玉子焼きを置いた。
「大好物食べて元気出して!」
「一華……うう、ありがとう」
「もし、やっぱ相手変えるってなってもわたしは責めたりしないし」
「うん……」
この前は決めたと言ったのに、やっぱりまだ迷っている部分があって。
でも、そろそろ答えを出さないといけないというのは分かっている。
そのとき、るいさんの姿が視界にはいってきた。彼女はわたしに気がつくと軽く頭を下げてきた。
春樹君を好きな人はきっとるいさんだけじゃなくてたくさんいる。蒼のことを好きな人のことだって……。
わたしは今、きっとそんな人たちのことを傷付けている。
「そんなに難しく考えることないよ。好きって思った人が好きな人なんだから」
「好きって思った人?」
「うん、そうでしょ?」
一華の言葉は、わたしの心にすとん、と落ちてきた。当たり前のことなのに、だけどわたしは自分で単純なことを複雑にしていたんだ。
「あと、留衣が留衣でいられるのはどっちか」
「わたしがわたしで?」
「うん、そういうの絶対大事だから」