続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「……さっき、夢をみて……。私、両親が事故で亡くなってから……ずっと、ひとりぼっちだったから……。血の繋がりなんかなくたって、兄弟と呼べる存在が、颯にも麗夜さんにも居るのが、私は羨ましいです」
「……そんな考えだから、僕みたいな奴に酷い目に遭わされるのが分からないの?」
いつもみたいにクスッと笑う、麗夜の藍色の瞳は、どこか哀しげに見える。颯も分かっているのかもしれない、私の手を握りしめたまま、麗夜を睨みつけているものの、颯も何も言わない。
「……人って寂しいと心が弱るから。周りをみて、羨んだり、嘆いたりしちゃうから……でも、颯も一生懸命なんです。副社長とはいえ愛人の子供だから……負い目もプレッシャーもあって……それでも、颯は、どんなに辛くてもしんどくても、他人を陥れることはしない。貴方だって本当は正々堂々と颯と勝負したいんじゃないですか?私は貴方が、心の根っこまで卑怯な人には見えません」
「はっ、笑わせるな。君みたいな平民女に何が分かる?」
「……少ししか仕事では、ご一緒していませんが、麗夜さんは……広報のお仕事を通じて、会社を対外的に見てどうすれば、効率よく、かつ今までよりも、更なるイメージアップを、図れるか、どうすれば、安堂不動産が今よりも、もっと大きくなって、飛躍していけるのか、いつも考えていらっしゃるように感じます……今回だって、会社自体のイメージを損なう事は、考えていらっしゃらなかったでしょう?元は、英玲奈さんとの対談も、会社の為に用意されてたんじゃないですか?」
麗夜は、面倒臭げにブロンドの前髪を掻き上げた。
「……そんな考えだから、僕みたいな奴に酷い目に遭わされるのが分からないの?」
いつもみたいにクスッと笑う、麗夜の藍色の瞳は、どこか哀しげに見える。颯も分かっているのかもしれない、私の手を握りしめたまま、麗夜を睨みつけているものの、颯も何も言わない。
「……人って寂しいと心が弱るから。周りをみて、羨んだり、嘆いたりしちゃうから……でも、颯も一生懸命なんです。副社長とはいえ愛人の子供だから……負い目もプレッシャーもあって……それでも、颯は、どんなに辛くてもしんどくても、他人を陥れることはしない。貴方だって本当は正々堂々と颯と勝負したいんじゃないですか?私は貴方が、心の根っこまで卑怯な人には見えません」
「はっ、笑わせるな。君みたいな平民女に何が分かる?」
「……少ししか仕事では、ご一緒していませんが、麗夜さんは……広報のお仕事を通じて、会社を対外的に見てどうすれば、効率よく、かつ今までよりも、更なるイメージアップを、図れるか、どうすれば、安堂不動産が今よりも、もっと大きくなって、飛躍していけるのか、いつも考えていらっしゃるように感じます……今回だって、会社自体のイメージを損なう事は、考えていらっしゃらなかったでしょう?元は、英玲奈さんとの対談も、会社の為に用意されてたんじゃないですか?」
麗夜は、面倒臭げにブロンドの前髪を掻き上げた。