続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「わっ、びっくりした、ごめんね、もうすぐ一区切りするから。3分だけ待って」

扉から、長身を折り畳むようにして、こちらを覗いていた颯は、事務所に入ってくると、ビジネスバックを千歳のデスクの上に置いて、そのまま私の背後から、するりと両腕を絡ませた。

「颯っ……」

「何?仕事集中しろよ」

耳元で囁かれる少し高めの甘い声に、緊張で小さく体が震えた。

「……何、こんだけで感じてんの?」

「違っ……」

私は、颯の意地悪に負けないように、再びパソコンを打つ指先を早めていく。

「……今度の全社員対象の企画、美弥も出すんだな」

「うん、通るかわからないけど、何でもチャレンジしてみたくて」

颯は、子供にするみたいに頭を、ポンポンと撫でる。

「いいね。何でもチャレンジ」

そして、含み笑いをした颯は、私の髪を一束掴むと指先でくるくると回しながら、耳朶に唇で触れる。

「ンッ……颯っ、やめて……」

「だから、美弥は、集中して仕事しとけよ、俺は、暇だから、悪戯(いたずら)しとく。どっちが先に根を上げるか、我慢チャレンジ」

「そのチャレンジ、私が不利じゃない……」

少しだけ振り返れば、すぐに颯の唇が、私の唇を塞ぐ。

「ンッ……」

そして、颯の長い腕は、座っている私の足の間に伸ばされて、すでにショーツをなぞり始めている。
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