続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
颯に、プレゼントを渡したい一心で、何とか意識を保ったが、浴室から出る頃には、案の定、全身の力が抜けてしまって、颯に、お姫様だっこをされていた。
そのまま、ベッドに降ろされて、ヒョウと化した颯に、押し倒されたところを何とか、颯を宥めて、二人でダイニングテーブルに座ったのが、15分前だ。
「美弥、どう?」
リビングのダイニングテーブルに座って、クリスマスツリーの光る電飾を眺めながら、颯が、ちゃんと用意してくれていた苺たっぷりのショートケーキを、私は、ご満悦で頬張る。
「すごく甘い。美味しいっ」
そんな私を嬉しそうに眺めながら、颯が、甲斐甲斐しく、私の髪をドライヤーの『弱』で乾かしていく。
「美弥、一口頂戴」
颯は、形の良い唇を開くと、雛鳥みたいにショートケーキをおねだりする。
颯が、こんなに甘えん坊だとは思わなかった。
初めて颯と会った時は、自分の中で作り上げてしまっていた、完全無欠な『23時の王子様』のイメージが強すぎて、甘えたり、意地悪したり、時々拗ねたりする颯を全く想像できなかったから。
「甘っ」
少しだけ、唇の端についた、颯のクリームを見つけた私は、颯の頬に手を伸ばして、舌先で掬った。
そのまま、ベッドに降ろされて、ヒョウと化した颯に、押し倒されたところを何とか、颯を宥めて、二人でダイニングテーブルに座ったのが、15分前だ。
「美弥、どう?」
リビングのダイニングテーブルに座って、クリスマスツリーの光る電飾を眺めながら、颯が、ちゃんと用意してくれていた苺たっぷりのショートケーキを、私は、ご満悦で頬張る。
「すごく甘い。美味しいっ」
そんな私を嬉しそうに眺めながら、颯が、甲斐甲斐しく、私の髪をドライヤーの『弱』で乾かしていく。
「美弥、一口頂戴」
颯は、形の良い唇を開くと、雛鳥みたいにショートケーキをおねだりする。
颯が、こんなに甘えん坊だとは思わなかった。
初めて颯と会った時は、自分の中で作り上げてしまっていた、完全無欠な『23時の王子様』のイメージが強すぎて、甘えたり、意地悪したり、時々拗ねたりする颯を全く想像できなかったから。
「甘っ」
少しだけ、唇の端についた、颯のクリームを見つけた私は、颯の頬に手を伸ばして、舌先で掬った。