続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
こんなに幸せでいいんだろうか。

そのうち、バチが当たってしまわないだろうか。

もし、神様がいるのなら、目の前の『23時の王子様』が、かけてくれた、この甘い魔法を永遠(とわ)()けないようにして欲しい。


「美弥、好きだよ。メリークリスマス」

「颯だいすき。メリークリスマス」

23時を告げる、アンティーク時計の音を聞きながら、私達は、顔を見合わせて笑い合った。

そして、夜空に輝く、星屑を散らしたように点滅を繰り返す、クリスマスツリーに見守られながら、私達は、何度もキスをしながら、ベッドに沈み込んだ。



颯は、オフィスと浴室での行為と違って、ベッドの上では、優しく丁寧に、私の身体の隅々まで愛撫していく。

颯の指先だけで、もう何度達したかわからない。

階段をかけあがるように、やってくる心地よさに、一瞬で飲み込まれて、ふと気づけば、また階段を一から登りはじめている。


「颯っ……もう……」

「もう、何?どうして欲しいか言えよ」

何度も蕩けさせられて、ずっと焦らされている身体は、颯の言いなりだ。

口を開けろと言われれば開けて、感じるままに身体の隅々まで暴かれて、あられもない恥ずかしい声は、とどまることを知らないまま、寝室中に転がっていく。
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