続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
書類は、2種類。
一つ目は、融資の書類だ。和志の工場の土地を担保に安堂不動産のメインバンクである、麗夜の母方が経営する銀行から、5000万の融資が、下りたことを証明する書類だった。
「え、これ利子……」
和志は、何も言わない。
5000万もの融資を受けるのならば、ある一定額の利子が、発生するのがセオリーだ。それなのに、金利は、わずか0.3%という、あり得ない数字が記載されている。
ーーーーそして、もう一枚の書類。
私は、震えた指先でかろうじて、その書類を持ち上げた。
『婚約破棄及び誓約書』
その文字を、瞬時に何度も目でなぞりながら、私の身体は、小刻みに震えてくる。
私は、自分の身体を抱きしめるように、両腕で包んだ。
ーーーー信じられない。視界が全て、涙で歪みそうになる。目頭から、込み上げてくるモノを何度も飲み込んでから、和志に視線を向けた。
「嘘……ですよね、これ……」
和志は、テーブルに両手を突くとと、土下座のようなポーズで頭を下げる。
「本当にごめんっ……僕の工場、本当に今経営が苦しくて……そんな時、娘の結婚も決まって……色々お金が必要で、数人の従業員の生活も保障しなきゃならなくて……そんな時、安堂社長から連絡頂いて……美弥ちゃんの後見人になっているのと、戸籍上、未だに僕の籍に入ってて、僕が義父だから……」
「だから……勝手に……父親欄に……保証人欄にサインしたんですか……?颯と……婚約破棄の承諾書と、颯には、二度と近づかない事を約束する誓約書に……そんなの勝手に……ひどいっ……」
私の声は、酷く震えていた。
ーーーーこの誓約書が、何を意味するのか。
それは、私自身が、颯の手を離すことを了承したという意味だ。
目から溢れた水玉が、テーブルの上に無数落ちていく。
一つ目は、融資の書類だ。和志の工場の土地を担保に安堂不動産のメインバンクである、麗夜の母方が経営する銀行から、5000万の融資が、下りたことを証明する書類だった。
「え、これ利子……」
和志は、何も言わない。
5000万もの融資を受けるのならば、ある一定額の利子が、発生するのがセオリーだ。それなのに、金利は、わずか0.3%という、あり得ない数字が記載されている。
ーーーーそして、もう一枚の書類。
私は、震えた指先でかろうじて、その書類を持ち上げた。
『婚約破棄及び誓約書』
その文字を、瞬時に何度も目でなぞりながら、私の身体は、小刻みに震えてくる。
私は、自分の身体を抱きしめるように、両腕で包んだ。
ーーーー信じられない。視界が全て、涙で歪みそうになる。目頭から、込み上げてくるモノを何度も飲み込んでから、和志に視線を向けた。
「嘘……ですよね、これ……」
和志は、テーブルに両手を突くとと、土下座のようなポーズで頭を下げる。
「本当にごめんっ……僕の工場、本当に今経営が苦しくて……そんな時、娘の結婚も決まって……色々お金が必要で、数人の従業員の生活も保障しなきゃならなくて……そんな時、安堂社長から連絡頂いて……美弥ちゃんの後見人になっているのと、戸籍上、未だに僕の籍に入ってて、僕が義父だから……」
「だから……勝手に……父親欄に……保証人欄にサインしたんですか……?颯と……婚約破棄の承諾書と、颯には、二度と近づかない事を約束する誓約書に……そんなの勝手に……ひどいっ……」
私の声は、酷く震えていた。
ーーーーこの誓約書が、何を意味するのか。
それは、私自身が、颯の手を離すことを了承したという意味だ。
目から溢れた水玉が、テーブルの上に無数落ちていく。