続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「お疲れさん。何か用?」

『実花子から聞いたんすけど、美弥が、実花子ん()泊まりに行ってて、僕、夜ご飯難民なんですけど?』

俺は、小さく溜息を吐き出した。

「何それ。俺に、実花子と付き合ってる事、わざわざ教えてくれた上に、美弥のせいで、実花子ん()行けないって、俺に文句言ってんのかよ?」

電話の向こうの千歳が、鼻で笑う。

『違いますよ。ま、実花子の手料理食べれなかったのは、残念なんすけど。で、実花子から、今日は、美弥預かるから、会えないって言われた時に、颯先輩が、泣いてたっていうんで、飯でもご一緒してあげましょうか?っていうお誘いです』

「別に泣いてねぇし」

『てゆうか……』


ーーーーピンポーン


「は?」

『颯先輩ん()着きました。ビール重いんで、さっさと開けてくれます?』

俺は、ミャーを抱き抱えると、玄関先の扉を開けた。

「どうも」

そこには、両手いっぱいに食糧と缶ビールを抱えた千歳が、立っていた。

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