続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
私と実花子は、仕事の絡みもほとんどない為、社内で話すことも、滅多にない。
成り行きとはいえ、こうしてプライベートで話してみると、いつも機嫌が悪く、攻撃的なイメージだったのに、こんな風に、喜怒哀楽が、コロコロ変わって、拗ねたり、恥ずかしそうにする実花子の素顔は、可愛らしくて意外だった。
(過去の事とはいえ、颯や千歳くんが、好きになる筈だな……)
俯きそうになった私に、気づいたかのように、実花子が、口を開いた。
「で?颯には、誤魔化しておいたけど、勘がいいから、明日会えば問い詰められるわよ?」
「ですね……」
「てゆうか、前から思ってたけど、何でそんな自信無さそうにする訳?あんなに、颯に想ってもらってるクセに」
「あ、私、親も居ないし、何も持ってないし……颯の隣にいる自信が未だになくて……」
ーーーー誰にも文句のつけようのない、正真正銘のお姫様だったら、どんなに良かっただろうか。
「バカね。お互いが、好きなら関係ないじゃない。ちなみに、アンタは、私をどっかのお嬢様かと思ってるかも知れないけど、育ちは、一般家庭だからっ。父親は、タクシー運転手、母親は、スーパーの惣菜コーナーでパートしてる。弟が、まだ大学4回だから、親は家のローンと、弟の学費に手一杯よ」
「え……」
思わず言葉が続かない。
全然そんなふうに見えなかった。
その立ち振る舞いや、仕事での有能ぶりから、元々生まれ育った環境が、良家のお嬢様なのかと思っていた。
成り行きとはいえ、こうしてプライベートで話してみると、いつも機嫌が悪く、攻撃的なイメージだったのに、こんな風に、喜怒哀楽が、コロコロ変わって、拗ねたり、恥ずかしそうにする実花子の素顔は、可愛らしくて意外だった。
(過去の事とはいえ、颯や千歳くんが、好きになる筈だな……)
俯きそうになった私に、気づいたかのように、実花子が、口を開いた。
「で?颯には、誤魔化しておいたけど、勘がいいから、明日会えば問い詰められるわよ?」
「ですね……」
「てゆうか、前から思ってたけど、何でそんな自信無さそうにする訳?あんなに、颯に想ってもらってるクセに」
「あ、私、親も居ないし、何も持ってないし……颯の隣にいる自信が未だになくて……」
ーーーー誰にも文句のつけようのない、正真正銘のお姫様だったら、どんなに良かっただろうか。
「バカね。お互いが、好きなら関係ないじゃない。ちなみに、アンタは、私をどっかのお嬢様かと思ってるかも知れないけど、育ちは、一般家庭だからっ。父親は、タクシー運転手、母親は、スーパーの惣菜コーナーでパートしてる。弟が、まだ大学4回だから、親は家のローンと、弟の学費に手一杯よ」
「え……」
思わず言葉が続かない。
全然そんなふうに見えなかった。
その立ち振る舞いや、仕事での有能ぶりから、元々生まれ育った環境が、良家のお嬢様なのかと思っていた。