続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「……もっと自信もちなさいよ」
「実花子さん?」
「アンタ、いつも恋も仕事も一生懸命じゃない。誰かの悪口も言ったりしない。どんなに不遇な目にあっても相手を責めたりしない……純粋ってゆうか、真っ直ぐっていうか……でも弱い訳じゃない。芯の強さがある。今時、天然記念物レベルでしょ、アンタみたいな猫。でも……だからこそ、颯はアンタを、選んだの。分かんない?」
実花子の綺麗な切長の瞳が、諭すように私を真っ直ぐに見つめた。そんな言葉をかけてもらえるなんて、思ってもみなかった。
涙は、あっという間に溢れていく。
「実花子さん……みたいな人に……ひっく……そんな風に言ってもらえ、て……嬉しいで、す……ひっく……」
「あー……。情緒不安定な野良猫ね。すぐ泣かないのっ」
実花子は、立ち上がると、ティッシュの箱を私の目の前におく。それを一枚手に取って、瞳を拭った時だった。
胃の奥がムカムカして、迫り上がる感覚がする。
思わず口元を掌で覆うと、私は、トイレに駆け込んでいた。
「実花子さん?」
「アンタ、いつも恋も仕事も一生懸命じゃない。誰かの悪口も言ったりしない。どんなに不遇な目にあっても相手を責めたりしない……純粋ってゆうか、真っ直ぐっていうか……でも弱い訳じゃない。芯の強さがある。今時、天然記念物レベルでしょ、アンタみたいな猫。でも……だからこそ、颯はアンタを、選んだの。分かんない?」
実花子の綺麗な切長の瞳が、諭すように私を真っ直ぐに見つめた。そんな言葉をかけてもらえるなんて、思ってもみなかった。
涙は、あっという間に溢れていく。
「実花子さん……みたいな人に……ひっく……そんな風に言ってもらえ、て……嬉しいで、す……ひっく……」
「あー……。情緒不安定な野良猫ね。すぐ泣かないのっ」
実花子は、立ち上がると、ティッシュの箱を私の目の前におく。それを一枚手に取って、瞳を拭った時だった。
胃の奥がムカムカして、迫り上がる感覚がする。
思わず口元を掌で覆うと、私は、トイレに駆け込んでいた。