続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「……はぁっ……はっ……」 

「大丈夫?……おさまった?」 

実花子が、背中をそっと摩ってくれる。 

胃の中のモノを吐き出すと、少し気分が落ち着いた。

ーーーーストレスからだろうか。思い当たるストレスなら、すぐに頭に浮かぶ。

よろよろと立ち上がった私を、ベッドに座らせると、実花子が、お水を持ってきてくれる。

「ありがと……」

口の中が、すっきりして、ようやく落ち着いた私を見ながら、実花子が、私の額に手を当てた。

「熱はないわね……うーん。ねぇ、余計なことかも知れないけど……颯にちゃんと……避妊してもらってる?」

「え……?」

「生理、遅れたりしてないの?」

「えと……」

そういえば、前回の生理から、随分経っているような気がする。元々、生理不順の私は、多少生理が遅れても、気にした事がなかった。

でも、確かに、そう言われたら、前回の生理から、もう1ヶ月ほど遅れているかも知れない。

途端にトクトクと動悸がしてくる。

実花子が、ベッドサイドにしゃがみ込むと、私と視線を合わせた。

「その様子じゃ遅れてる?私の時は……って言ったら何だけど……颯、避妊だけはしっかりするイメージなのよね。ただ、アンタとは、どうか知らないから。もし……思い当たることあるなら、検査しなさいね……あ、ちょっと待ってて」
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