続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「だからー、颯先輩のそうゆうとこっすよ」

千歳が、俺の家に、いきなりやってきてから2時間。

千歳は、もう何缶目か、わからないビールを飲み干すと、冷蔵庫を開け、またプルタブを開ける。サシで飲むのは久々だが、千歳は、相変わらず酒が強い。
 
「何だよ、俺が悪いってコトかよ」

俺は、枝豆を放り込みながら、千歳を睨んだ。


ーーーー時間は、23時を回っている。

お互い、酒が強いとはいえ、明日も仕事なのに飲みすぎだ。それでも、俺は、今日は深酒でもしなければ、美弥に会いたくて、不安で、とても眠れそうになかったから、それで良かった。


「そうですね。美弥も颯先輩のギッチギチの束縛と連日襲われてマーキングされるのに嫌気がさしたんじゃないですかー?」

「ふざけんなっ。誰がギッチギチにしてんだよっ!てゆうかマーキングって何だよっ!大体な、俺ら同棲してんの!好きな女がいて、同じベッドで襲わない方がどうかしてんだろ!」

俺もビールを飲み干すと、千歳が、タイミング良く、また新しく冷えたビール缶を手渡してくる。 

「ま、それは同感ですね。僕も実花子と同じベッドで何もしないとか無理です」

「だろ。……何かしたかな、俺……」

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