続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
千歳が、麗夜と共に副社長室に入って扉を閉めたのを確認してから、俺は、麗夜に掴みかかった。

ドンと音を立てて、壁際に麗夜を押しやるが、麗夜は、瞬き一つしない。

「どういうつもりだよっ!美弥が、俺の女って分かってやったよな!」

麗夜は、顔色ひとつ変えずに、スラックスのポケットに片手を突っ込むと、バラバラと写真を床に撒いた。

千歳が、そのうちの一枚を拾い上げて、俺に向けて写真を見せる。

美弥と俺が、動物園に出かけた時の、隠し撮りの写真だ。

「何これ?お前さ、前から俺の事、調べてたのか?」

麗夜が、呆れた顔をしながら、ようやく口を開いた。

「当たり前だろ?なんなら颯の遊んだ女の子は皆んな知ってる」

「相変わらず、悪趣味だな」

「僕は、チャンスをいつも伺ってたからね。父さんのすぐそばで。颯が、父さんの機嫌損ねるのをずっと前から待ってた」

「は?何それ」
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