続・23時のシンデレラ〜甘い意地悪なキスをして〜
「ちょっと颯、誰が片付けると思ってんのよ!」
実花子が、面倒臭気に散らばったゴミを集めながら、俺を睨みあげている。
俺は、ソファーに腰を下ろすと、大きなため息を吐き出した。実花子は、腕時計で待ち合わせの時間を気にしながら、真向かいのソファーに腰掛ける。
「あの子……何て言ってた?昨日も、結局あの子何も言わなくて、社長の名前を出した時だけ反応があったから」
俺は、ガラステーブルの写真に目をやった。どれもこれも、どっかの社長や役員の秘書に案内されているところを、さも親密に見えるように隠し撮りされているだけの偽りの写真ばかりだ。
「まさか、あの子、こんな事信じてないわよね?」
「美弥に限って……違うと思う。美弥さ、何かを隠してんだけど、俺にも話してくんない。それどころか、俺の隣が窮屈だから、結婚できない、別れたいって言い出すしさ……マジで意味分かんねぇ」
俺は、ソファーに体を投げ出すように転がった。
「颯、今の話、あの子の本心だと思って鵜呑みにしてないわよね?」
「するかよっ、ただ……マジで美弥が何隠してんのか、何考えてんのか、何で急に俺と別れたがるのか全く分かんないんだよっ」
実花子が、小さくため息を吐き出した。
「……少し社長の事、調べてみるから。あの子と社長の間に何があったのかわかればいいんだけど」
「悪い……」
「あ、颯……もう一つ聞きたいんだけど、あの子、今日も体調悪いの?」
「あぁ……風邪引いたのか、さっきも吐いてた。病院も連れて行ってやりたかったんだけどな」
俺は、壁掛け時計を見ながら、上半身を起こす。その時に右手の指先に硬いものが、当たった。
実花子が、面倒臭気に散らばったゴミを集めながら、俺を睨みあげている。
俺は、ソファーに腰を下ろすと、大きなため息を吐き出した。実花子は、腕時計で待ち合わせの時間を気にしながら、真向かいのソファーに腰掛ける。
「あの子……何て言ってた?昨日も、結局あの子何も言わなくて、社長の名前を出した時だけ反応があったから」
俺は、ガラステーブルの写真に目をやった。どれもこれも、どっかの社長や役員の秘書に案内されているところを、さも親密に見えるように隠し撮りされているだけの偽りの写真ばかりだ。
「まさか、あの子、こんな事信じてないわよね?」
「美弥に限って……違うと思う。美弥さ、何かを隠してんだけど、俺にも話してくんない。それどころか、俺の隣が窮屈だから、結婚できない、別れたいって言い出すしさ……マジで意味分かんねぇ」
俺は、ソファーに体を投げ出すように転がった。
「颯、今の話、あの子の本心だと思って鵜呑みにしてないわよね?」
「するかよっ、ただ……マジで美弥が何隠してんのか、何考えてんのか、何で急に俺と別れたがるのか全く分かんないんだよっ」
実花子が、小さくため息を吐き出した。
「……少し社長の事、調べてみるから。あの子と社長の間に何があったのかわかればいいんだけど」
「悪い……」
「あ、颯……もう一つ聞きたいんだけど、あの子、今日も体調悪いの?」
「あぁ……風邪引いたのか、さっきも吐いてた。病院も連れて行ってやりたかったんだけどな」
俺は、壁掛け時計を見ながら、上半身を起こす。その時に右手の指先に硬いものが、当たった。